広告を紹介し、その見返りとして報酬を得るアフィリエイターの多くが、その広告に対して特別な知識をもっていない場合がよくあります。
紹介する広告の知識を得るために調べるものの、ほぼ全ての情報をネットからかき集めているだけとなります。
つまりアフィリエイターが書く記事の多くが、実体験に基づかない、【うわべ】でしか書かれていない記事となっている場合が散見されます。
多くの参考書を読み漁り、専門的な知識を身につけ1つのサイトを誠実に作り上げる方もいらっしゃいます。
ただ本当にそういった方は限られています。
E-A-Tの実態、記事の良し悪しだけで順位は決まらない!
付け焼刃で作製された記事が、グーグルから評価されるはずもありません。そのため多くのアフィリエイターがグーグルのアップデートの影響をうけ、退場を余儀なくされています。
一方で、グーグルによる評価は必ずしも正しい訳ではなく、丁寧に調べつくされた記事でさえ、検索圏外に追いやられている場合もあります。
なぜ適切な評価がされないのか
丁寧に書き上げられた記事にも関わらず、上位表示できない原因の一つとして、E-A-Tが考えられます。
簡単に言うと素人(アフィリエイター)が書いたものは信頼できないから、評価を下げるというものです。
そのため、専門家が書いた記事は評価され上位に表示されやすくなり、そういった記事は公的なサイトから外部リンクを獲得している場合が多く、より確固たる地位を築くことができます。
YMYL問題
特にE-A-TとYMYLは切っても切れない関係にあります。
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略であり、【将来の幸福、健康、財務に影響を与える記事】を指し、グーグルはこれらの情報に関して、特にE-A-Tを重視すると公言しています。
つまり、金融や医療といった僕たちの生活に関わるものは、特にE-A-Tが重視されるため、こういった分野で上位表示を狙うことはますますアフィリエイターにとって困難になってくるといえます。
E-A-Tに立ち向かうために
通常僕たち一般人がこれから権威性を獲得するということは極めて難しいです。
そのため、権威性と戦うためにも以下2つ(エンゲージメントとサイテーション)を高める必要があります。
エンゲージメント
エンゲージメントは、SNSでの投稿に対する反応度合い(いいね、リツイート)と認識している人も多いですが、SEO上では主にサイトの滞在時間や直帰率を指します。
また検索結果に対して、タイトルがクリックされる割合(CTR)も重要な因子となり、直帰率が低く、滞在時間およびCTRが高いサイトはエンゲージメントが良好とされ高く評価されます。
サイテーション
サイテーションは、簡単に言うとリンク無しの引用となります。外部リンクをたくさんもらっているサイトは高く評価されるのは知っている方も多いと思います。
一方、最近では、たとえリンクがなくても自分が運営するサイトに対して、URLやサイト名が他サイトに記載されていた場合(ただしポジティブな内容に限る)、また自身のサイト名が検索されるなどした場合にグーグルから高い評価を得やすいといわれています。
以上のことから、エンゲージメントとサイテーションを高めていくことがサイトの評価を上げる上で重要となってきます。
エンゲージメントとサイテーションを高めるには
エンゲージメントとサイテーションを高める有効な方法の1つとして、SNSの利用があげられます。
一般的にSNS経由でサイトに訪れる方の、サイトの滞在時間は長い傾向にあり(エンゲージメントの改善)、また定期的にサイトをSNSで知らせることで、自身のサイトの検索数や引用数を増やせる場合があります(サイテーションの改善)。
そのため、SNS発信を繰り返すことで、高い支持を得られるようになれば、E-A-T上昇にもつながってきます。
これからのアフィリエイト戦略として、SNSは欠くことができないツールの一つとなってきていると言えます。
E-A-TとYMYLに対する今後の対策まとめ
年々、E-A-Tが重視され、特にYMYLに関してよりその傾向が顕著となっています。
これらのジャンルをアフィリエイトのテーマとして扱う方は、特に上位表示が困難になってきます。
そのため、SNSの利用を行い、エンゲージメントやサイテーションを高め、E-A-Tを少しでも上げていくことを推奨します。
またYMYL関連の多くが、法律に関わってきますので(例えば薬機法)、法的に表現が大丈夫なのか等も意識しましょう。
記事を作成するにあたり、E-A-Tを意識することも大切ですが、記事の質(オリジナリティ)をあげることを意識しましょう。